「そろそろスパイクがやばいな(-"-)」

 

と、洗い物をしている後ろから声がする。

 

 

・・・・・・・聞かなかったことにしようっと。

 

 

どうなんでしょう、日常の部活での練習は

みんなでトレシューってことにしませんか(^o^)丿？

あんな固いグランドで毎日毎日規則正しく地面にこすられたら

そりゃあスパイクも減るってもんだぜぇ(｀ε´)

 

それでなくても王子はサイズが24.5㎝～25㎝と、

サイズが小さくて探すのに苦労する。

何の法則か、気に入ったスパイクはたいていサイズがない。

 

お！25㎝、そんなに型落ちもしてない!!　よし、見つけたぜ！

 

「これならだいじょうぶだよ、25センチ(・∀・)だし」

 

「それは □○△□　とかぶってるから無理」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(-゛-；)

 

 

２年生だけで２０人、1年だけで２０人、３年がいた頃はまたこれも２０人。

 

誰とも一緒じゃないスパイクってどこのスパイクですかぁ(￣ー￣)

 

ゼビオで、B&Dで、セリエで、場所は変われど必ず繰り返す会話である。

 

いつまでも決まらないこの買い物にイライラの限界を迎えると

ものすごく投げやりな気持ちになってきてしまい、

 

 

「中村憲剛の履いてるmizunoのMORELIAがほしいなぁ」

 

「え？どれ？あ、これ・・・・・え？1万5千円(￣□￣;)!!」

 

「高いよね・・じゃあ無いなぁ・・どうしようかなぁ」

 

「解った、もういい！もうこれでもいい！店員さーん」

 

 

 

「あ、こちらはサイズ２６センチからになります」

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・（ありがとう！神様(＞＜;)」

 

 

と、サイズ無しに家計を救われる日もあるのだ:*:・(￣∀￣)・:*: