☆ 飲み物と糖分
熱中症が気になる季節がやってきました・・・・。
糖分が心配だけど、熱中予防のためにはやっぱりスポドリを飲ませたほうがいいの?
・・・今回はその辺のお話を。
人間の体は60パーセントが水分でできています。
水分を常に取り入れ、体の中の毒素を尿や汗などで排泄し、
水分を循環させることで健康が保たれます。
体の水分の大切さについてはまた今度お話させていただくとして、
スポドリについて。
世間に出回るスポーツドリンクですが、
おおむね何を合成して作られているでしょう?
某スポーツドリンク(粉末清涼飲料)を見てみると。。。
糖類(砂糖・ブドウ糖)、塩化Na、はちみつ、海藻エキスパウダー、
ローヤルゼリーエキスパウダー、クエン酸、クエン酸Na、香料、
アルギニン、塩化K、乳酸Ca、甘味料(アセスルファムK)、
酸化防止剤(ビタミンC)、イソロイシン、バリン、ロイシン
といった感じ。
原材料名は、それを構成する含有量の多い順に記載されています。
よって糖類は一番多くスポドリを構成していることになります。
糖類、また特に香料・甘味料については
製品を飲みやすくするために含有しているものです。
おそらく規定量通りに水で割った時の糖分は、
製品にもよりますが5~7%ほど。
100mlのスポドリに糖分は5~7g、
1リットルでは50~70g、
1日にスポドリを2リットル飲む人は、
それだけで120~140gの砂糖を飲み込んでいることになります。
結構な量ですね~(汗)
私が作るカフェのケーキでも、8人前取れるホールのケーキで、
キビ砂糖70g程度です。
ちなみに、1日に摂る糖分の上限は約50gを目安に考えると良いです。
運動中に糖質はエネルギー保持のためとても大切です。
運動前にはきちんと食事から糖質を摂っておく必要はありますが、
低血糖状態である運動中に必要以上の糖質をとることは、
喉が渇きやすくなったり、血液中の糖質濃度が急に増えることで
体に弊害が出てくることがあります。
そうはいってもスポーツドリンクは、
筋肉の収縮を助けるミネラルや塩分などの大事な栄養素を配合しているため、大量の汗と共に体外に流れたそれらを補える優れものでもあります。
糖分を摂り過ぎずに熱中症や筋肉けいれんを防ぐ方法として、
・試合前にはきちんとミネラルやビタミン・糖質を含む
バランスのとれた食事をとる。
・ミネラルウォーターなどで2~3倍に薄めたスポーツドリンクを
持たせる。
などの工夫をしてみては?